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Japan Actors Union

TUESDAY 20 SEPTEMBER 2016

約 5 分
TUESDAY 20 SEPTEMBER 2016

朝9時、サンパウロのグアルーリョス国際空港着。

日本より12時間遅い時間の国なので、随分早く着いた計算になる。言っていることが分かりにくいだろう。ええーっと、とにかく時差が12時間ということなのだ。

FIAが迎えのタクシーを用意してくれると言っていた。案内本では、悪質なタクシーがあるので気を付けろというので心配していたのだ、これは助かる。沢山の迎えの人が、ボードをもって待っている。「あっ、いた!」中年の日焼け?したブラジル人が、「FIA」と書いた紙を持っているのを発見。手を挙げて「ありがとう。」「サンキュー」と駆け寄る。笑顔で迎えてくれたが、言葉を発しない。どうやら言葉が通じないようだ。

タクシーでホテルに向かう途中も危険だから気を付けろと案内本にあった。渋滞して止まったタクシーを、バイク強盗がピストルをもって襲うのだという。車は大量に流れ、時に渋滞する。これで本当に不況なのだろうか?ワーゲン、フィアット、現代、日産、シトロエン、ルノー、ホンダ、シボレー、トヨタ、フォード。国産では日産が比較的多いようだ。

タクシーの窓外には、初めて見るブラジルの景色が広がる。日本では、繁華街を外れると農作地帯に変わったりするのだが、あまり変化が感じられない。幹線道路の近辺だからなのかもしれないが、絶えずコンクリートのビルが流れていく。
1時間走ってもつかない。電子辞書を操って「グランエスタン・ホテルは遠いの?」と、ポルトガル語で聞いてみた。すると運転手さんが、たどたどしく「トウェンティ・ミニツッ」と答えてくれた。

窓の外には、時々、噂に高い貧民街と思われる煉瓦を不規則に積み上げた建物が並び、落書きだらけの街区がある。窓ガラスもメチャメチャに割れている。

グランエスタンプラザ・ホテルは、ブラジル系の老舗ホテルらしい。

サンパウロ中心街からちょっと離れたこのモルンビ辺りは、もともと貧民街だったのに住民を移転させ、ヒルトン、シェラトンといった5ッ星ホテルを建てたというが、まだ近くに貧民街が残っているので、特に夜の外出は用心しろと案内書にあった。FIAは、安全な高級ホテルであるヒルトンを会議場にしている。FIA CONGRESSへの出席者も、皆、ヒルトンに滞在しているのだが、宿泊費がやたら高い。そこで私は近くの3ッ星を取って貰ったのだが、外務省のホームページでは、3ッ星以下のホテルはやめろと書いてあった。そこで4ツ星のグランエスタンプラザ(Rua Arizona1517 Sa0 Paulo04567-003BR)にしてもらったのだ。ヒルトンに比べ、6泊で15万円は安いだろう。14時のチェックインを2時間余り前倒しして、チェックインさせてもらった。とにかく汗を流したい。1時間半後に食事に出ることにして部屋に入る。まず、PCを使えるようにしなければならない。電圧は110ボルトだから、日本の100ボルト機器は使える筈。持参したAタイプコンセントを繋いでみたが反応がない。あちゃー、早速、トラブルか!?何度やってもダメ。考えた挙句、洗面所のコンセントでやってみると、なんだあ、電気が通じた。ホテルの案内書に従ってユーザー名は部屋番号、パスワードは大文字で私のラストネームを入力し、WiFiにつなぐ。ドッとメールが流れてきて、オーッ!これで一安心。東京はもう21日の真夜中になっているのだろうが、事務局と自宅に到着メールを送信して、シャワーを浴びる。

会議場のあるヒルトンに向かい、出席登録。

2年ぶりに会った事務局長のドミニクSAG-AFTRA(USA)のジョン・マグアイヤーさんに挨拶。

ジョン・マグワイヤーさんと筆者

もう彼らは、常任幹部会、ドイツ語圏会議、英語圏会議、LGBT対策グループ会議等を行っているのだ。私がこの報告を書く目的のもう一つは、俳優の働く環境・地位の向上のために真摯に働く彼らの姿を伝えたいということだ。とにかく真面目なのだ。いい加減なところがないのだ。

オフィス街のレストランへ行き昼食をする。客もウエイターたちも生き生きとして、すこぶる感じがよい。バイキングで二人分200レアル位だった。これは小生のおごり。中山さんには日常的に日俳連の外国関係の仕事を安い報酬でお願いしている。これは、亡くなった江見俊太郎さん・小笠原弘さん時代からそうだったようだ。日俳連経理の小西さんと話したが、ホテルの朝食を含め飲食代を日俳連は出さないで日当から賄うのだという。厳しいようだが一理ある、納得。そこで、ホテルの冷蔵庫の個人バーは、それぞれ個人負担とし、あとの飲食はコーディネーター分も含め池水の日当で賄うこととした。
昼食にしては、ちょっと高かったようだが、味は良かった。さすが、日本人街があるというサンパウロ。ちょっと珍しいエキゾチックな新作寿司まであった。ホテルに戻って休むことに。夜間は表に出ない方がよいというので、夕食は19時にホテルのレストランで摂ることにして、3時間ほど横になって爆睡。

19:00 レストランで長旅のお疲れをする。

今夜の特別メニューは、ピザだ。バイキングで好みのものを自分で選べるようになっている。昼食をしたサラリーマンたちのレストランのような賑やかさはない。そう、ここは高級ホテルなのだ。ビールを飲んだら急激に気持ちが解れた。

帰室。23日のCONGRESSで、私は日本の芸能界の状況についてスピーチする予定になっているので、中山さんに翻訳してもらった原稿をチェック。この一年余り、毎日1時間は英語を聞くようにし、参考書を6~7割方暗記したので発音は大丈夫だろうが、果たして通じるかどうか不安である。加えて日俳連NEWSの原稿が26日締め切りだと言っていたので、構想を練らなければならない。12時就寝。