日本俳優連合 オフィシャルウェブサイト

Japan Actors Union

THURSDAY 22 SEPTEMBER 2016

約 8 分
THURSDAY 22 SEPTEMBER 2016

8時15分 朝食。

お金を、円、ドル、レアルに分けて封筒に入れ金庫へ。危ないので、持ち歩くのはせいぜい400レアルとする。あちこちのポケットに分散してしまう。パスポートは金庫に入れ、カラーコピーを持ち歩くことに。

<会議メモ>

FIA21st WorldCongrss 会議風景

9:30 会議場入り
10:00 同時通訳チャンネルは以下の通り。
1ch.ポルトガル / 2ch.英語 / 3ch.フランス / 4ch.スペイン / 5ch.ドイツ / 6ch.ロシア
(理事会は、英語、フランス語、スペイン語の同時通訳が付くのが普通だが、今回は、ブラジルの開催なので公用語のポルトガル語。それに旧ソビエト圏の提案が行われるのでロシア語。ドイツ語圏グループの発表があるのでドイツ語が加わっているようだ。日独伊の第二次世界大戦敗戦国語は、通常、国際会議では使われないのだという。)
・ホスト団体 SAsted会長に感謝。
・会長フェーンのあいさつ
メインテーマ「ダイバシティ(多様性)」(欧州の人の発音はディバーシティと聞こえる。)
・SATED会長挨拶
レジア ポウラ ソウサ
地域代表 TBC ブラジル事情を話す。
選挙と政治的混乱、GDPの低下。貧困層の増加。演技を通じて人間の尊厳を表現するパフォーマンスにおいて、性的・人種差別は許してはならない。黒人の収入の低さは問題である。
・エスタゴ(スター女優)
ブラジル事情。文化労働者の課題、独裁との闘い、文化の多様性の重視、社会の不平等の撲滅。社会的・教育的不平等がもたらす危機。

10:45 事務局長ドミニクが進行。

  • 各セッション議長選出
  • 議題のオーダー
  • MOTION(動議)への対応 コンセンサスの形成
  • 大会の成立をジョン・マグアイアーが告げる。
  • 会議議事録承認(ドミニクが以下を進行)
  • 事務局活動報告
  • ダビングアクターの倫理的な問題の調査
  • 北京条約の批准促進
  • 広報コミュニケーションポリシー
  • EUでの著作権リーダーシップをとる
  • 多様性、性的平等,LGBTリサーチ
  • ダブリンでのライブ実演会議
  • ラテン諸国
  • アフリカ
  • インドにおける地域コミュニケーション
  • ムンバイの新メンバーの加盟について
  • パフォーマーのモビリティ(移動性)
  • 子役の問題

11:30 coffee breaks
11:50 再開

・最新大会後の事務局活動報告
自営実演家の短期契約 オランダ、アイルランドがツールとしてハンドブックを作成。
ユーロFIA 将来のネットからの収入。

12:05 スティーブン アクトラ(カナダ)
・ENGLISH SPEAKING GROUPの報告
カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、アイルランド、団体交渉権、アメリカには闘争の歴史がある。北米広告代理店との確執。スタントパフォーマー ヒエラルキーの存在。
12:15 FIA-LA(ラテンアメリカ)
12:20 afroFIA(アフリカ)
12:30 フランス語およびドイツ語圏 団体交渉と市場情報の交換
お祝いの言葉 ジョン・スミスFIM会長

    パネル・ディスカッション1

  • Diversity and Inclusion(多様性とそれに含まれる問題)
  • サイモン・ブレイク(モデレーター・豪)
  • ダンカン アメリカ LGBTアンケート DVD上映
  • 比率の多さ、差別の存在 秘密の存在
  • イビナボ ナイジェリア
  • KATJJIA デンマーク
  • SATED ACTRESS
  • ARDEN RYSHPAN(CANADA)

<参照>
Pollev.com/sag-aftr

13:40 LUNCH TIME

日本人にとって理解しにくい多様性の問題とLGBT

日本人にとって理解しにくい多様性の問題とLGBTが、「差別」「ハラスメント」そして「公平な就業機会を得ることを困難にしている」という側面で結びついて、今回の大会の大きなテーマとなっている。

差別の原因であるすべてのものを否定しようとする熱い気持ちが伝わってくる。この問題を本当に理解できるかどうかは、差別を日常的に受けたものでなければ分からないのかもしれないと戸惑う。ブラジルもそうだが、同じ国民の中に何種類もの人種が混在している。アメリカも、ヨーロッパもそうだ。どの国でも差別がある。単一民族の日本人の中にも差別があるが、外国は日本の比ではない日常的、組織的差別があるようだ。今、難民の問題を巡って、とくにヨーロッパは揺れているが、人種の多様性を前提に生きていかざるを得ない喫緊の問題として取り上げられているのだ。

LGBT、性的マイノリティの人々も差別にさらされ、俳優たちの世界でも職業の継続を危うくされている。FIAの行ったアンケートでは会員14団体から9,744の事例が寄せられていると言う。
日俳連にも、アンケート書式が送られてきた。組合員の中にも、差別問題、ハラスメント問題に苦しんでいる方がいるに違いない。しかし、日本では余り使われていないソフト・ウエアを使って外国語で本部とやり取りしなければならないため、アンケートを実施すること難しかった。言葉の壁は厚い。

LGBTとは
L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダー。順番に、女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、生まれたときに法律的/社会的に割り当てられた性別とは異なる性別を生きる人のことを言います。トランスジェンダーは、心の性別と体の性別が一致しない人のことを指す医学上の診断名「性同一性障害」よりも広い概念で、当事者が自分達の生き方にプライドを持ち、名乗るときに好んで使われることが多い言葉です。

14:40 再開

<会議メモ>
14:40 再開
・M#2 多様性とFIA憲章
多様性は最も優先順位の高い問題だ。差別のない雇用・権利。憲章の改正が必要。差別のないこと、性、人種・・・。

・M#3 世界多様性作業グループ(デンマーク・カチア)
名称を世界的なものに広げ、地域、言語、他の多様性の要素への適切な対応に努める。

・大会講演 北京条約批准促進 マイケル・ウッドWIPO法律顧問
FIAメンバー国も批准が遅れている。アメリカしかり。FIAの批准促進運動を続けてほしい。何とまだ12か国しか批准していないという。発効には30か国が必要なのだ。日本は4番目の批准国だが、国内法が今のままでは何にもならない。

・パネル・ディスカッション2
・WIPO北京条約と批准の進行状況

モデレーター
ドミニク
パネラー
Victor・Dorummond
David White
Jose-maria montes
AISEG(SPAIN)
Andrea Gutierrez
ビヨーン (デンマーク)

各国事情がある。ラテン諸国はユニオンが前線に立ち、徴収団体と共闘して批准を進める。

    ・MOTION(動議)の担当団体による発表

  • WIPO北京条約の批准について
  • デジタル使用からの実演家の収入について
  • 日本におけるオーディオビジュアルの実演家の二次使用料の権利について
  • オーディオビジュアルセクターにおける知的所有権の保護期間について
  • スロベニアにおける私的複製の徴収管理について
  • クロアチアにおける映画・テレビ番組における買い取りについて

・大会への言葉 ヨーロッパにおける知的財産の課題の概観 フィリップ・ハードウイン(仏)
メディアと市場が目まぐるしい環境の変化を遂げている。価値と経済構造の変化。知財は経済戦略に

・大会への言葉 実演家の健康・安全への新しい取り組み マリー・マッコル(米)

    ・MOTIONの担当団体による発表

  • 健康と安全の保護について
  • サーカス実演家について
  • FIAのコミュニケーション(広報)政策について

・大会への言葉 デジタル環境下での文化の多様性という課題 Mane Nett (チリ)
ユネスコ勧告から新しい様々な芸術文化施策が生まれた。デジタル時代に新しい技術を使った経路を新しい文化が往来している。国際的な規模で文化の多様性をユネスコやFIAで考えなければならない。

    ・MOTIONの担当団体発表

  • 芸術文化への助成の重要性について
  • スペインにおける文化のより良き経済状況の必要性について
  • レパートリーシアターと助成について

18:35 終了

池水の邦文原稿を中山さんが英訳代読。

本日の会議で日本の発表の中で、「二次利用」という言葉を使わない方がよいとフランスのジミーさんからの指摘があった。ヨーロッパでは的を射た発言らしい。初期利用から用途として数えるのだ。マグアイアーさんは、単に言葉の違いだから問題ないだろうと発言してくれたが、問題を感じるならジミーさんの指摘に従おう。それに伴なって、私のプレゼンの文言の修正が必要になった。また、「映画著作物の場合」という言葉を入れて、映画と放送番組を区別したいと中山さんに言ったのだが、出席者はわかっているから問題ないだろうという。様々な国内法を持つ国々なので、果たしてそうだろうかと不安を覚える・・・。
シェラトンで夕食。ホテルで休む。