日本俳優連合は、新型コロナウイルス感染症の対策に関して、内閣府と厚生労働省へ、要望書を提出いたしました。俳優の皆さまの生活が保障されますよう願っております。
令和2年3月5日
新型コロナウィルス感染防止措置に伴う公演などの中止に伴う声明 及び働き手支援についての緊急要請
内閣総理大臣 安倍晋三殿
内閣官房長官 菅 義偉殿
厚生労働大臣 加藤勝信殿
東京都新宿区西新宿6-12-30芸能花伝舎3階
協同組合日本俳優連合
理事長 西田敏行
協同組合日本俳優連合
理事長 西田敏行
新型コロナウイルス感染症対策での日ごろのご尽力に敬意を表します。
私たちは今般の政府のご意向に添い、不特定多数の人々が集まるイベントなどの開催自粛を受けて、俳優は、映画・演劇・イベントなどの主催者の指示に従い、中止(キャンセル)を受け入れております。
しかし出演者へのキャンセル料等の話し合いには到底至らないケースが多く、生活に困窮する事態が見えています。
加えて俳優のほとんどは個人事業主、雇用類似就労者であるため、「学校の臨時休校に伴う雇用調整助成制度の拡充補完対策」及び「事業者を対象とする資金繰り支援の貸付」の対象になりません。私たちにとっては仕事と収入の双方が失われ、生きる危機に瀕する事態です。
どうか雇用・非雇用の別のないご対応で、文化と芸能界を支える俳優へご配慮下さいますよう要望いたします。