「新型コロナウイルス感染症に感染した被用者等に対する、傷病手当金の支給についての要望、ならびに質問書」を提出いたしました。
組合員の皆さまは、現在、新型コロナウィルス感染症拡大防止措置のため、仕事現場の安全衛生や公演自粛によるキャンセルなどの対応に追われていらっしゃることと存じます。アンケートなどで皆様のご状況に鑑みると、もしも感染した場合、または感染が疑われる症状になった場合、社会保険の利用者には支払われる傷病手当金が必要なことと存じます。 元来、フリーランスの俳優は国民健康保険により、この手当金を受け取れないのですが、去る3月24日に、厚生労働省は、国民健康保険においても、傷病手当金を支給するように通知しました。
そこで日本俳優連合は、フリーランスの俳優でも、雇用に近い働き方をする者に、実態に合わせて、傷病手当金を支給していただくように、下記の要望書を提出しました。
皆さまのご健康と、この状況下でも、少しでも安定した生活を送ることが出来ますよう、願っております。
国民健康保険主管課給付係 御中
後期高齢者医療主管課給付係 御中
協同組合日本俳優連合https://www.nippairen.com/
公益社団法人落語芸術協会
http://www.geikyo.com/lite/
ユニオン出版ネットワーク(出版ネッツ)
http://union-nets.org/
新型コロナウイルス感染症に感染した被用者等に対する傷病手当金の支給についての要望ならびに質問
前 略
私どもは、俳優、落語家、出版関連のフリーランスなど雇用でないとされる形で働く労働者の権利擁護ならびに権利確立のために活動している団体です。
フリーランス・業務委託契約等で働く者は、社会保険には加入できず、国民健康保険に入っています。国民健康保険には傷病手当金制度が設けられていないため、病気やけがをしたときに、休業補償がない状況に置かれてきました。新型コロナウイルス感染は、だれもが感染しうる危険性を持っているにもかかわらず、同じ職場で感染したとしても、社会保険に加入しているか国保に加入しているかで休業中の所得保障に差が生じる状況になっています。
本年3月24日付で厚生労働省は、国民健康保険においても、傷病手当金を支給するようにとの通知を発しました。表題は、「新型コロナウイルス感染症に感染した被用者等に対する傷病手当金の支給について」となっており、「等」の中にはフリーランス・業務委託等で働く人も含まれていると私たちは解釈しています。フリーランス・業務委託等で働く人の中には、一社専属性が高く、雇用労働者とあまり変わらない形で働いている人がいます。つきましては、傷病手当金の支給の際には、契約形式は雇用でなくとも、実態から判断をしていただけることを要望します。
なお、貴区における傷病手当金についての取り組み状況について別紙の質問にご回答いただけますようお願い申し上げます。
草々
【質問事項】
1、 新型コロナウイルス感染症に伴う傷病手当金の支給についての取り組み・周知をしていますか。
① している。
② していないが、間もなくする予定(いつからの予定ですか: 月 日)
③ する予定はない(理由を教えてください:
2、 傷病手当金の支給対象者にフリーランス・業務委託で働く人を含むために、「国民健康保険条例」の中に注記(「契約形式は雇用ではなくとも実態から判断するものとする」など)を入れる、あるいは、窓口での申請書受理にあたっての「手続きマニュアル」に留意事項として明記しておくなどの対応をしていただけますか。
① 条例の中に、注記・但書などを入れて明記する。
② 「手続きマニュアル」に留意事項として明記する。
③ 対応を考えていない(理由を教えてください:
【ご回答者名】
(部署: )
【ご連絡先電話番号】