協約
協同組合日本俳優連合は、日本放送協会、民放在京TV各社、中京TV各社、大阪TV各社と協議、俳優たちの出演条件や出演環境の整備に関して、中小企業等協同組合法による団体協約を交わしています。また、声の出演に関しても、一般社団法人日本音声製作者連盟と団体協約を交わし、マネージャーの代表者も参加する音声出演実務調整委員会にて協議を重ね、作品の二次利用条件を含めたルール作りに努めています。
外画・動画部会
俳優の中には、外国映画のセリフの吹き替え、アニメーションのアフレコ、ドキュメントのナレーションなどを専門にする「声優」がたくさんいます。これらの声優は、日本俳優連合の中に「外画・動画部会」をおいて独自の活動を展開しています。
『VOICE』は、外画・動画部会の機関紙として不定期に発行しています。
また、特別号を発行する事もあります。●Spring. 2015 Vol 48
「外画動画部会 委員会報告」
「ヤフオク開始しました」
Voice and Face 白石冬美 スペシャルインタビュー
アクション部会
時代劇で展開される殺陣(チャンバラ)、現代劇での格闘などは演技の最中に危険を伴います。演技中の死傷事故を避け、しかも迫力ある場面を観客や視聴者にお届けするには熟達した指導者による演技指導、鍛え上げた技術が必要になるのです。日本俳優連合では、この問題への対処のために、特別の部会「アクション部会」を設置して研究と習練を重ねています。
日俳連アクション部会によるアクションシンポジウムは、公開実技講習会とアクションライセンス認定会を芸能花伝舎の体育館で開催しています。日俳連アクション部会公認「アクションライセンス制度」に則り、認定者には、殺陣師の記名が入った認定証が発行されます。こぞってご参加下さい。
新宿区と芸団協が文化協定を結び出来た「芸能花伝舎」で、例年、芸団協が中心になり、芸団協加盟団体が協力し、ゴールデンウィークに子どもたちが鑑賞し体験を行う「芸術体験ひろば」が開催されています。
アクション部会は、「こどもアクション体験」を開催し参加しています。
日俳連アクション部会にて、「アクションライセンス制度」を実施しております。
- 日俳連組合員のみが交付対象となります。
- 時代劇または現代劇、どちらか一方のみの受験・取得も可能です。
- 初・中・上級の三段階を設けます。各級の詳細は以下の通りです。
時代劇・殺陣 | 現代劇・技斗 | ||
---|---|---|---|
初級 | 基本的な所作・礼法 | 初級 | 安全なパンチとキック |
帯刀・抜刀・納刀 | 受けとよけ | ||
基本刀法と構え | 基本的な受け身など | ||
体捌きなど | |||
中級 | 長物(棒・槍・薙刀等)の取扱 | 中級 | 応用受け身 |
10手以上の手順の把握 | ナイフ等武器による格斗 | ||
キャメラへの対応と理解など | 10手以上の手順の把握 | ||
キャメラへの対応と理解など | |||
上級 | すべての基本をクリアし、現場のニーズに応え安全な立ち回りが表現できる事など | 上級 | すべての基本をクリアし、現場のニーズに応え安全な立ち回りが表現できる事など |
「アクションライセンス」としてアクション部会から認められるのは上級のみとなります。
上級合格者には、日俳連アクション部会公式のアクションライセンス認定証が発行されます。
ライセンス取得者(上級のみ)は以下のとおりです。[2016年11月現在]
公認ライセンス(殺陣/技斗 両取得)
- 青山 郁彦(フリー)
- 市川 洋平(フリー)
- 岩田 貴代志(高瀬道場)
- 植村 喜八郎(青年座)
- 江戸松 徹(高瀬道場)
- 加賀谷 圭(高瀬道場)
- 香純 恭(高瀬道場)
- 片方 隆介(高瀬道場)
- 薗田 法拳(テアトルアカデミー)
- 中岸 佳巳(テアトルアカデミー)
- 仲村 星凜(テアトルアカデミー)
- 鋼 鐵男(高瀬道場)
- 蛭川 信博(高瀬道場)
- 前田 慎治(テアトルアカデミー)
- 吉水 孝宏(青二プロ)
上級ライセンス(殺陣)
- 天羽 玄(オフィス エイチ)
- 河合 健太郎(フリー)
- 菅田 正照(フリー)
- 杉山 賢(宝映テレビプロダクション)
- 土井 理恵子(高瀬道場)
- 中嶋 恵理(フリー)
- 保里 ゴメス(サイアンインターナショナル)
- 森脇 みどり(高瀬道場)
- 若杉 涼子(現代制作舎)
- 若林 秀敏(オフィス・オーパ)
上級ライセンス(技斗)
- 尾形 紗音(テアトルアカデミー)
日本俳優連合アクション部会が日本のアクションやスタントマンなどのアクション 地位向上やアクション俳優発掘などを目的としたものです。
その年に最も活躍したと思う俳優・スタントマン、そして作品を選出し日本一のスタント作品・スタントマン・アクション監督を表彰します。
JAPAN ACTION AWARDS 2015(外部リンク)
事業委員会
テレビ画面の向こうにいたり、舞台の上で演じてばかり、俳優はとかく世間とは距離がある存在のように思われています。しかし、俳優だって社会に参加し、社会に貢献しようとの意欲は満々です。社会参加の会は、「チャリティーウォーキング」「チャリティーイベント」等の活動を行っています。
今後も継続した支援活動を続けていく予定です。
■(協)日本俳優連合 チャリティーイベント 東日本大震災・熊本地震 復興支援 公式サイト(外部リンク)
「ヤフオク!」にて【復興支援チャリティーオークション】の実施
東日本大震災・熊本地震を風化させないため、また継続した復興支援のために、組合員の皆様からお預かりした数々の品々を「ヤフオク!」に代理出品します。その落札代金から経費を差し引いた全額を『岩手県・宮城県・福島県・熊本県の各災害対策本部』に寄付致します。
■日本俳優連合 東日本大震災・熊本地震 復興支援チャリティーオークションブース(外部リンク)
活動条件向上委員会
組合員=実演家の不利益解消窓口として、各方面との交渉にあたります。
顧問社労士の指導のもと、実演現場の事故における労災適用を含めた補償対応に尽力します。
俳優活動での条件向上に努め、組合員=実演家の環境改善をめざします。
広報委員会
日本俳優連合の活動や情報を広くPRするため、オフィシャルウェブサイトの運営・日俳連ニュースの発行などを行っています。
会員の方も、会員以外の方にもお楽しみ頂けるコンテンツの企画・立案も行っています。
皆さまのご意見やアイディアも、是非お寄せ下さい。
ドラマの方言を考える会
方言は全国各地に根付く文化の原点です。また、古く人々が交流した歴史の証明でもあります。その地方独特の人の営みに基づき、生まれ、発展してきた独自の言葉は、ドラマの中でも重要な役割を果たします。日俳連では方言の持つ意味合いを研究し、その成果を一般に問うシンポジウムを毎年開催しています。言語学者、実演家その他の講演、実演を交えながら進める楽しい企画です。
第1回シンポジウムは、方言指導の実際と「ドラマの方言を考える」というテーマで永六輔氏をお迎えし、森繁理事長の朗読というビッグなおまけ付きで開催されました。あれから10年、各分野の第1線で活躍されている講師をお招きし、さまざまなテーマで続けることができました。2005年7月3日(日)に第10回方言シポジウムが開催されました。当日パネリストに伊奈かっぺい、三遊亭円窓、鵜山仁の各氏を、ゲストに佐藤B作氏をお迎えして、153名が参加してくれました。会のメンバー9名による「七夕さま」を9種類の方言で語りつなぐ「方言びっくり箱」はご参加いただいた皆様に多いに満足していただけるものになりました。今後も皆様に喜ばれる企画を用意し、活動を続けます。
新宿区と芸団協が文化協定を結び出来た「芸能花伝舎」で、例年、芸団協が中心になり、芸団協加盟団体が協力し、ゴールデンウィークに子どもたちが鑑賞し体験を行う「芸術体験ひろば」が開催されています。ドラマの方言を考える会は、清元協会にお願いして、三味線と昔話のコラボレーションを行うなど、意欲的に活動を行っています。
「ら」抜き言葉やアクセントを失った単語に代表されるように、近年、日本語には乱れや奇妙な変化が生じています。正しい日本語とは何か、を問い直すとともに、時代や世代の動きとともに変化してゆく日本語について、専門家の講演や一般客との意見交換を通して日本語のあり方を探ります。
方言ドラマができるまで(PDFファイル)