2017年3月19日、アメリカ演劇協会（AEA）副会長のペイジ・プライスさんを招いて「アメリカの演劇最新事情を聞く会」を芸能花伝舎A-1で行った。Webでの予告で30人が集まった。
昨年、9月、サンパウロで行われた国際俳優連合（FIA）総会で日俳連の池水が行った日本の実演家の経済的・社会的地位に関する現状報告を聞いて、ペイジさんは日本の俳優たちのために何かしたいと思ったという。
2時間の予定を超過して質問が続いたが、実に示唆に富む講演となった。日俳連はAEAに学ばなければならない。
◎すべての俳優が加入する組合を目指すこと。
◎それには新人が組合に加入する道筋を明確に持つこと。
◎組合員の仕事がオーディションで獲得できるようにプロデューサー協会との協力関係を樹立する事。
◎組合員の仕事上・生活上（健康・年金・福祉等）の要望に幅広く応える事、等々である。AEAのような労働組合の地位が社会的システムの中に確立し、エンターテインメント業界でプロデューサー協会の位置づけが明確に行われ、実演家の横の連携が出来上がっていて初めてAEAのような事業が成立するのだと思う。今後のエンタメ業界の成長にためには、曖昧な日本の社会システムを変えていく必要があるようだ。
日俳連パワーアップセミナー１.
アメリカの最新演劇事情を聞く会
会員 4万人超のアメリカ舞台俳優組合の副会長ペイジさんが、ブロードウエイ・ミュージカルの演出の仕事で来日します。
ブロードウエイやオフブロードウエイのこと。
俳優修業は、どのように行われているの？
オーディション情報はどのようにしてキャッチするの？
出演の条件は？ エージェントとの関係は？etc.
アメリカの俳優の働き方を聞きましょう！
3 月 19 日（日）10：00～12：00
芸能花伝舎 B-3
￥1,000（逐語通訳付き）主催：日本俳優連合
★事前に必ずお申し込み下さい。先着 50 名様限定です。
＜ペイジ・プライスさん＞
オフ・ブロードウェイ、ブロードウェイ、地域劇場で幅広く俳優として活躍
の後、テレビ・演劇のプロデューサー、演出へと活動を広げる。
2008 年、コロラド州アスペンの地域劇場シアター・アスペンのエグゼクティブ
・ディレクター兼芸術監督に就任、芸術面のみならず運営面でも才能をふるう。
ミュージカルシアター連合副会長、トニー賞ノミネート委員会委員等、要職を務めている。
下記お申込み用紙にご記入の上、FAX（03-5909-3071）にてお申込み下さい。満員の場合はご連絡いたします。
FAXお申込み用紙（PDFファイル）